こんにちは、REIです
今回は中国湖南省にある古鎮と言われる美しい街
『芙蓉鎮』へ土家族(トゥチャ族)の民族衣装と中華メイクを体験しにやってきました。
2025年4月29日〜5月4日
現地4泊5日の中国旅行の中で『芙蓉鎮』という歴史ある街に1泊。
たった半日の滞在でしたが色々なことができたので、行って良かった思い出に残る旅行先となりました。
芙蓉鎮ってどんなところ?
中国湖南省の山間にひっそりと佇む『芙蓉鎮(ふようちん)』
近くの都市・張家界から高速鉄道で約20分、車で2〜3時間の場所にあります。
少数民族のトゥチャ族(土家族)ミャオ族(苗族)が多く暮らしており、石畳の小道や伝統建築が多く残る風情ある街。

もともとは「王村」という名の2000年以上の歴史をもつ街で、中心を流れる川の両脇に吊脚楼と呼ばれる伝統家屋が並びその美しさから「滝の上の千年の古鎮」とも呼ばれる小さな集落でした。
ところが1986年この町に転機が訪れます。
中国で大ヒットした「芙蓉鎮」という映画のロケ地になったことで注目を集め、そのノスタルジックな風景を求めて多くの人が訪れる人気観光地となり、街の名前を「芙蓉鎮」に改名してしまった、というなんとも中国らしい歴史のある場所なのです。
そして芙蓉鎮といえばこの景色!
王村滝とも芙蓉瀑布とも呼ばれる横幅のある大きな滝が人々の注目を集めています。

象徴的な存在である2段の大滝を望む景色は、人々の生活と自然が一体となり、独特の景観を生み出しています。
アクセス
周辺都市からのアクセス方法

日本から訪れる場合、
近くの都市まで飛行機で行き、高速鉄道または長距離バスで行くのが1番スムーズ。
高速鉄道
私が訪れたのは2025年4月30日、
利用したアクセス方法は近隣の都市、張家界市から高速鉄道です。
高速鉄道
・張家界西駅〜芙蓉鎮駅
・所要時間20分
・運賃35元(発車時間によって料金が異なります)
中国の高速鉄道予約はTrip.comを利用しました。
日本語のサイトで予約できて、アプリ上でチケット予約の変更や管理が簡単にできるのでおすすめです。
→Trip.comの中国高速鉄道についての公式サイトの記事はこちら
芙蓉鎮には
張家界・武陵源観光とセットで訪れるのがおすすめです!
この日は張家界市に滞在していて朝から天門山観光に出かけ
午後2時45分の高速鉄道に乗って20分ほどでやってきました。
主な周辺都市からの高速鉄道の所要時間
↓↓
張家界から約20分
長沙から約3時間〜4時間
重慶から約6時間〜7時間
その他のアクセス方法
・鉄道(寝台列車も?)
・周辺都市から長距離バス
・周辺都市からタクシー
張家界市内の長距離バスターミナルから芙蓉鎮へのバスがあるようです。
バスは古い情報では存在した路線が無くなっていたり運休している場合もあるので、臨機応変に現地で移動方法を変えるなど、心の準備はしておいた方がよさそうです。
芙蓉鎮駅〜ホテルの移動
ホテルの送迎が便利
この街のほとんどの宿泊施設は
高速鉄道駅への送迎が無料で付いています
芙蓉鎮に到着したのは午後15時頃
駅から街までの移動方法はバスかタクシーですが
この日予約したホテルに無料送迎が付いていたので駅まで迎えにきてもらいました。

予約したホテルに連絡して迎えにきてもらおう!
WeChatでやりとりできるから便利!
筆者(REI)は英語は中学生レベル、中国語は一切話せません。
ですが中国旅行で本当に便利だったツールが
『Wechat』
LINEのようなチャットのできるアプリですが、翻訳機能がついているのでお互いがネイティブの言語で入力して会話できます。
これがあれば言語力ゼロでも全く問題ありません!
今回予約した中国式旅館も多分に漏れず無料送迎が付いていたので迎えに来てもらいました。
宿のお兄さんの車で本日のホテルへ、、、
この車がなかなか最近で1番の荒っぽい運転で💦
ハラハラしながら到着しました。
芙蓉鎮への入場料
芙蓉鎮というエリアは入場料が必要です。

入場する場所は何ヶ所かあるようですが、私の場合はホテルの送迎を利用したので、ホテル近くの入場口に連れて行ってもらいました。
ホテル経由で入場料を支払う場合、
直接窓口で払う料金よりも安くなることがあります。
今回私が支払った金額は95元
同時期の他の方のブログを見るとこれより少し多い金額となっていました。
ここでパスポートを見せて、顔写真を撮影されます。
中国では入場時に顔写真を撮られて、その後は顔認証で通過できるような施設があります。
芙蓉鎮では紙のチケットも同時に渡されるので、景区内でのショーイベントや滝周辺に入場するときにはこの紙チケットが必要になります。
民族衣装体験の流れ
貸衣装店を選ぶ
芙蓉鎮の中には貸衣装の店舗が多くあります。
私が利用した店舗は川の東側のメインストリート沿いにあるこちらのお店。

宿泊していたホテルの横にあるお店です。
あまり時間が無かったのと、店先に飾ってあった衣装が一目で気に入ったのでこちらに決めました。
店員さんは若い女の子1人
英語も通じないのでスマホの翻訳画面に中国語を入力してもらってやりとりしました。
中国では英語が通じない場面が多々あります。
そんな時はGoogleの翻訳画面を出して相手に入力してもらいます。
中国の方はスマホの扱いに慣れている方が多いので「ここに入力して」とジェスチャーで伝えれば大丈夫!
中国語を入力してもらうために中国語の「ピンイン」が入力できるキーボードをインストールしておきましょう♫
料金
私が体験したのは
貸衣装+メイクで199元
価格調査をしていないのですが、どうやら50元位〜あるようです。
値切ることもできるかもしれませんが、安くなった分サービスを削られたり衣装の質が良くない可能性もあるのでよく確認してみてください。
私は最初に入ったお店で言われた金額でお願いしました。
内容は
・貸衣装のレンタルと着付け
・メイク
・専属カメラマンと写真撮影
(10シーン、70〜100枚近く撮影してくれる)
・加工した写真5枚つき(5枚以上欲しい場合は購入可)
・撮影後衣装のまま自由に散策してOK(制限時間は特になし)
「写真は5枚つきです」
と最初に聞いていたので5枚しかもらえないものと思っていたのですが、どうやら加工した写真を5枚という意味だったみたいで、後日、加工していない写真も全て送付してくれました!
結局もらえた写真は
加工した写真5枚+加工していない写真約70枚
199元でこの内容はかなりお得だと思ったので個人的には価格に満足しています。
着付けとメイク
衣装を選んで店舗の奥で着付けをしてもらいます。
着付けが終わったら結構本格的な中華メイク

どんなものかあまりわからずに体験を開始したので、結構しっかりメイクしてくれるのでびっくりしました!
強めの赤のチークとアイシャドウに
キラキラのアートメイクまで

日本でもメジャーになった中華メイクの完成!
メイクが終われば簡単なヘアメイクと頭飾りを付けてくれました。
大満足の体験ですがマイナスなポイントを正直レビューすると…
・かなり雑然としたお店で着替えに使えるお部屋も倉庫?みたいな感じ。
・メイク道具も乱雑に置かれていて清潔とは言い難い。
・綺麗なスタジオで体験したい人には不向きかも。
私の体験したお店の個人的な感想ですが参考までに^ – ^
メイクは上手だったので写真の出来栄えは良かったです
写真撮影
写真撮影はカメラマンが専属でつきます。
照明と小道具を持っていざ撮影へ!

撮影ポイントを次から次に移動し、ポーズを変えて撮影。
顔の角度や手の形、目線の方向を細かく指示してくれます。

写真は5枚と聞いていたのに5枚どころじゃない撮影枚数…
これは後でたくさん買わされるのでは?
と思いつつも言われるがままにたくさん撮影してもらいました!

写真選び
撮影が終われば次は写真データをまとめて管理している、カメラマンの集合場所のような店舗に連れて行かれました。
こちらで撮影した画像データを保管して加工してくれるようです。
準備が整えば画像データを見ながらどんな加工をするかを手早く説明してくれます。
色味の補正、顎のライン、ウエストライン、を手慣れた様子で加工。

私の場合は画像が全部で67枚あり、この中から5枚選ぶことになりました。
5枚以上画像が欲しい場合は追加料金で購入できます。
もったいない位たくさん撮影してくれていたのですが、基本料金に含まれる5枚だけを選択しました。
他の良い写真を諦めるのは後ろ髪ひかれる気持ちになりましたが思い出だけで充分です。
選んだ5枚の画像は翌日にWechatで画像を送ってくれるということでした。
ところが
後日
基本の5枚以外の全ての写真が送られてきてびっくり!!
??基本の5枚は加工
それ以外は加工なし
ということだったのでしょうか?
実際にどんなサービスが受けられるのかは
現地で要確認です!!
もしかしたらですが・・
値切らずに最初に言われた金額を払ったので
VIPコースだったのかなぁと想像しています。。。
自由散策
撮影と画像選びが終われば自由散策。
衣装を着たまま自由に散策して良いらしく、私の利用した店舗では特に時間制限は無いと言われました。
…なんて太っ腹

しかしこの時点で、店舗での衣装選びやらメイクやら撮影やらで2時間以上経過。
私はもう満足していたので、すぐに衣装を返却。
店員さんは
「本当にいいの?」
と意外そうにしていました。
それもそのはずで、
他の方は夜遅く…大体23時位までは衣装のままの好きな場所で好きなポーズで
写真を撮りまくっていました!
芙蓉古瀑(王村滝)
この街の象徴的な存在、大滝は必見です!

芙蓉鎮の名物であり、訪れる人を魅了しているのが、この街の中心に流れる大滝です。
高さ:約60メートル
幅:約40メートル
石造りの街並みのすぐそばを流れ落ちるさまは、まさに街と滝が一体化した絶景。
街の入場料を払ったときにもらった紙のチケットを持って行くと、滝の近くまで行くことができて、滝の裏側を歩くことができる遊歩道も整備されています。

夜にはライトアップもされて、昼とはまた違う雰囲気になります。

滝と街が綺麗に見えるポイントは展望エリアとして整備されていたり、滝を望むカフェ・レストラン・バーなんかもあるので、思い思いの過ごし方ができそうです!
撮影おすすめスポット

撮影にぴったりな景色がいくつもある芙蓉鎮!
中国の人々がこぞって撮影しているので、他の方が撮影しているポイントを真似してみましょう♫
私が思いつかなかったような場所で撮影していたり、ポーズも参考になります。
土王橋
中国でよく見かける『屋根付きの橋』
土王橋

芙蓉古爆(王村滝)と並んでこの街のシンボル的な存在となっています。
夕暮れ時のライトアップが始まった頃の時間帯が特におすすめ!
橋の柱や欄干越しにみる風景が提灯型のライトアップで美しさを増します。
人気のスポットなので衣装に身を包んだ人が次々と撮影にやってきます。
広場
街の中央にある広場では様々な出し物やショーが繰り広げられる…ようです。

私は時間が無くて何も観ることができませんでした。
多くの方が古い街並みや歴史を感じる建物を背景に撮影を楽しんでいました。
川沿い
滝の上流に位置する川の河川敷。

こちらでは石に腰掛けたり、
大きな岩を使って、岩陰から覗き込むような構図でポーズを取ったり、
写真を撮られ慣れていない私は観ているだけでも楽しい。
そもそも衣装着てで河川敷に行こうなんていう発想がなかったので
とても参考になりました!
石畳の小道
芙蓉鎮の歴史地区内は全てが「石畳の小道」です。

街の中であればどこで撮っても衣装との相性抜群。
この土地で生まれた衣装なので
この場所との親和性は高くて当然。
撮影がなくても、この衣装でこの道を歩くことにとても意味があると感じました。
おわりに
今回
私が一度はやってみたかった
『少数民族の衣装来て散策』
という夢が叶いました!
中国旅行でこんな事もできるということを知って今後の参考にしてもらえれば幸いです。
実は大好きな中国旅行ネタもまた書いてみようかな。


コメント